「顎関節症」とは、あごの関節にある円盤がズレてしまう病気です。これがズレるとあごの動きに制限がかかり、うまく口が開かなくなったり、ガクガクしたり、こめかみや周囲の筋肉に痛みが出たりすることがあります。当院では顎関節症の治療にも、力を入れて取り組んでいます。
お口を開けるとあごが痛い、あごを動かすとカクカクと音が鳴る、お口が開かない。こんな症状にお悩みの方はいませんか?あごに違和感がある場合、どこで診てもらえばいいのかわからないとお困りの方も多いのではないかと思います。
あごが痛い、動きにくい、音がするといった症状は、顎関節症の可能性があります。あごの関節にかかわるトラブルの治療は、口腔外科の分野です。
当院の院長は長年、口腔外科で勤務してきた経験があり、とくに顎関節症の治療にはこれまで17年間(※)にわたり携わってきました。顎関節症は治りにくい病気ではありますが、これまでの治療経験を活かした治療方法をご提案していきますので、「あごが変だな」と思ったら、まずは一度当院までご相談ください。
顎関節症の原因はさまざまです。噛み合わせの問題の他に、ストレスなど、精神的な緊張であごの周りの筋肉がこわばり、あごの関節に負担がかかっていることもあります。ストレスは歯ぎしりや食いしばりの原因にもなるため、顎関節症の症状を悪化させてしまう要因となります。
あごにかかる負担を軽減するために、当院ではマウスピースを使った治療を行っています。マウスピースを装着し、噛み合わせの位置を高くすることで、歯ぎしりや食いしばりを減少させ、あごの関節の負担を軽減します。
歯ぎしりや食いしばりの原因となるストレスを軽減するためには、できるだけリラックスするよう心がけ、筋肉の緊張を和らげるようにマッサージすることも効果的だといわれています。しかしストレスは、根本的に解決することはなかなか難しいものです。
当院ではストレスそのものを改善し、あごの筋肉の緊張を緩和させるために良い方法はないかと試行錯誤を重ね、CES療法という治療方法を患者さまにご提案しています。
CES療法とは「頭蓋電気刺激療法」ともいわれる治療方法です。耳たぶにクリップをつけ、微弱な電流を20分間流します。ストレスや抑うつ、不安などの軽減に有効であるといわれ、アメリカでは80年代からさまざまな分野で治療に取り入れられています。
副作用の心配もなく、また歯科治療時の不安も軽減できるという論文も発表されており、顎関節症の原因となるストレスを取り除く効果が期待される治療方法です。
CES療法は保険外診療となります。
(※)2018年現在
CES(頭蓋電気刺激療法) | 2,500円(1回20分) |
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※税抜価格となります。
器具やレントゲンで、あごの関節の状態や噛み合わせを検査します。
検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。
治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。
治療の効果が出ているかを評価します。必要に応じて治療計画を変更します。
STEP3~4を繰り返し、症状が改善したら終了です。